ネットでたまに「ミニバラはお部屋の中で育てるもの」と思っている方を見かけるのですが、基本的にお部屋のテーブルの上などではミニバラは育ちません。
正確には、枯れはしないけどつぼみがつきません。一年中葉っぱだけになってしまう可能性大です。
お花やつぼみのついたミニバラの鉢を購入して、そのお花が終わった後も部屋の中に置いたまま新しくつぼみをつけて咲かせるには、朝から夕方まで一日中陽が当たる南向きの窓辺で育てるか、植物育成用ライトを使うかのどちらかです。
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4月7日 屋内栽培で咲いたバラ |
花の数は日照量に比例する
私が室内で育てている極姫バラは、朝から夕方まで陽の当たる窓際に置き、夕暮れ後はデスクライトの下に鉢を置いてライトを当てています。
机でPCを使いながらバラを眺められるので一石二鳥です!
「夜は寝かせてあげなくていいの?」と思われる方がいるかも知れませんが、特定の季節だけ咲く花だと日照時間が開花に影響してくることはありますが、四季咲き性のミニバラや極姫バラに季節は関係ありません。四季咲きのバラ(つるバラ以外のほとんどのミニバラと極姫バラは四季咲きです)は、日の出日の入りの時間ではなく、気温で開花します。
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屋内栽培で咲いたバラ |
屋内栽培でバラを咲かせるのに必要なものの重要度
たくさん肥料を与えても、温度と光が足りなければつぼみはつきません。
バラの屋内栽培のメリット
画像のように、暖かい屋内で育てると屋外よりもかなり早くバラの開花を楽しむことができます。もちろん、適切に暖房すれば冬にも咲かせることは可能でしょう。
また、窓を開けるときは網戸にしていれば、害虫のリスクも低く抑えられます。もちろん病気も。
小さなバラが好きで、化学的な農薬は使いたくないという方。
夏の暑い時期に庭に出たくない方。
夜型の生活なので庭で花を咲いていてもあまり楽しむ時間がない、という方。
ミニバラの屋内栽培を検討されてはいかがでしょう?
ミニバラといっても、花のサイズが小さいだけで樹高は大きくなる品種もあるので、マイクロミニローズ、極姫バラなどと呼ばれる、木そのものが小型のバラがおすすめです。