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ハイドロカルチャーのテラリウム : 日々のお手入れ

作成して1か月以上が経ったハイドロカルチャーのテラリウム、順調に育っています。
作り方編に続いて今回は、私の日々の管理方法をご紹介いたします。

アジアンタムのテラリウム

水やり

アジアンタム、フィカス・プミラ、フィットニアを植えているのですが、いずれも多湿を好む観葉植物ですので、1日2~3回は霧吹きをしています。なので水はあまり減りません。
容器の底の水が無くなってから、植え込み材の高さの1/3くらいまで水やりをしますが、週に1回程度です。

冬の水やりの注意点

ハイドロカルチャーで気をつけなければいけないのが、冬の寒い時期の水やりです。冷たい水をいきなり与えてしまうと、寒さに弱い植物だと根が冷えて枯れてしまうことがあります。
この対策として、常に霧吹きに水をいっぱいに入れて常温にしておき、テラリウムの水がなくなった際は霧吹きの上部分を外して霧吹きの水を与えるようにすると良いです。 

肥料

メネデールとハイポネックスキュート

ハイドロカルチャーの植え込み材には養分は入っていないので、年に数回程度、液肥を与えます。あまりたくさん与えて大きくなり過ぎてテラリウムの容器からはみ出してしまうのも困るので、ほどほどに。
植え付けの際に使ったメネデール以降は、自分はハイポネックスキュート ハイドロ・水栽培用を与えています。
他にハイドロ栽培の観葉植物に使える肥料としては、微粉ハイポネックス、ハイポニカなどがあります。どちらも土栽培にも使えるので、鉢植えの植物も育てている方はこのどちらかを買うといいと思います。
どちらも花や実ではなくて根の育成を目的としたカリ分多めの配合です。従って、花が咲く植物を植えている場合は別の液肥にしましょう。

置き場所

「レースのカーテン越しの陽が当たる場所」が良い、とよく言われます。陽が当たらなすぎるとヒョロヒョロになってしまうし、直射日光にあててしまうと、ハイドロカルチャーは藻が発生してしまうことがあります。
私の場合は基本的に窓から離れた明るい室内に置いているのですが、秋になって日差しが弱まってからは、午前中1~2時間くらい窓辺に置いてガラス窓越しの日光に当てています。 

フィカス・プミラ・ミニマ

そうしたら、フィカス・プミラ・ミニマが特にグングン伸びて新しい葉が出てきました。割とお日様が好きなのだと思います。アジアンタムはさほどでもなさそうw
どのくらい元気かというと、根っこがどんどん伸びてガラスから見えるくらい。まだ植えて1か月の小さい苗なのに。…でもこの根はプミラなのかフィットニアなのか、実はアジアンタムなのか、ちょっと不明です。さすがに掘り返して確かめるのはかわいそうなので。

ハイドロカルチャー

フタ

前に書いた通り、3つとも多湿を好み高温に強い植物なので、9月までの間はフタはつけないまま置いていました。もちろん、エアコンをつけていない部屋です。
ほぼすべての植物にとってエアコンの風は冷房も暖房も大敵なので、エアコンつけた室内に置く場合はフタをしたほうが良いです。というかむしろ、その為のフタですよね!
一方、冬はエアコン無しでも空気が乾燥するので基本的にフタは閉めたままのほうが良いと思います。ただし、毎日少しフタを開けて換気はしたほうが良さそうです。

フタの通気の確保

植物も呼吸をしているので、完全に密閉してしまうのは良くありません。テラリウム制作では、フタを少しだけ持ち上げて通気できるように、フタにクッションシールを貼る方法がお勧めされています。
小さな透明のクッションシールはたまに100均でも売っています。こういうのです。

もっと小さいものも以前に見かけたことがあるのですが、いざ買おうとしたら見当たらなくて。
なので自分はクッションシールではなく、普通のぷくぷくシールを貼りました。こんな感じ。

シールを貼ったフタ
ハート形のぷくぷくシールを貼りました

これで、フタを閉めても微妙に容器とフタの間に隙間が空いて、通気性が確保できました。

お手入れ

植物によっては枯れ葉が出るものがあります。ハイドロカルチャーは土を使ったテラリウムよりも清潔ではありますが、枯れ葉をそのままにしておくとカビが生える可能性があるので取り除きましょう。先の細いピンセットがあると便利です。
アジアンタムは古い葉からだんだん枯れて茶色くなっていくので、ピンセットでそーっと枯れ葉を取り除きます。
また、いずれ植物が成長して大きくなり過ぎたときには、適当なところで切る必要も出てきます。フィカス・プミラなどは切ったつるを差し芽して増やすことができるので、最初からハイドロカルチャー用に水耕栽培で苗を作ることができます。

道具

無くてもいいけどあると便利な道具について。
まずはピンセット。割りばしでも代用できますが、小さい容器でテラリウムを作るのであればピンセットが便利です。
縦長や、フラスコのような口の狭い容器で作る場合は必須でしょう。その場合はハーバリウム用の長めのピンセットが便利です。
ハサミも、園芸用の細長いものがあると便利です。
私のこのピンセットはセリアで、ハサミはamazonで購入しました。ピンセットは植え付けのときから大活躍です。

園芸用ハサミとピンセット

水差しは不要です。前に書いた通り、小さなテラリウム1つ2つだけであれば、霧吹きがあれば十分です。
注ぎ口のある計量カップがあると、液肥を量ってそのまま注げるので便利。
テラリウム制作者がよく使っているのは「洗浄瓶」とよばれるこういうヤツ。

繊細なテラリウム作品を作っている方は、これでそーっと水を注ぎます。目盛りがついているので液肥を作ることもできますね。
なお、セリアの園芸用品コーナーで同じようなの見かけたので使っている人は割と多いのかも。

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