フラワーカーペットローズは、ミニバラの中でもグランドカバーローズと呼ばれる、樹高が低めで横に広がるタイプのバラです。
ドイツのノアックローゼン社が開発したバラで、日本では2025年6月現在、6種類が販売されています。
そのフラワーカーペットローズの1つ、アップルブロッサムをご紹介します。
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2025年6月2日 |
購入と植え替え
2024年9月28日。ホームセンターで見つけて購入しました。その際の記事はこちら。
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2024年9月30日 |
初心者なので右も左も分からない状態でしたが、いろいろ調べて鉢や土を揃え、10月3日に植え替え。5号スリットポットに、市販のバラ用培養土で植えました。
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10月6日
左がフラワーカーペットローズの苗。右はローズマリー トスカーナ・ブルー |
秋から冬剪定まで
購入時、9月にしては明らかに小さすぎる苗でしたので、夏の酷暑で痛んでしまって切り戻しをしたのだろうと考えていました。ですが今なら分かります。茎まで黄色くなっていたのは病気のせい。
10月に入って葉が黄色く変色するようになりました。ベト病です。
フラワーカーペットローズは黒星病うどんこ病には強い品種のはずですが、ベト病には耐性がないのかも知れません。ベト病への対処についての記事はこちら。
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10月21日 |
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11月19日 |
変色した葉を取り除いて薬剤散布したところ、11月中旬にはまた新芽が出るようになり、シュートも複数出てきました。
ただ、秋の気候の良い時期に病気だったせいで、苗があまり育たないまま冬を迎えることになってしまいました。
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12月24日 |
年が明けて1月21日、冬剪定を行いました。記事はこちら。
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1月21日 |
早春から一番花開花まで
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1月29日 |
冬剪定から1週間ほどで、赤い芽どころか緑の新葉が展開し始めました。フラワーカーペットローズ、寒さに強いです。さすがドイツ生まれ。
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3月30日 |
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4月12日 |
葉は2月からバンバン出ていたのですが、葉が出過ぎて蒸れたのか、4月初旬にまた葉が黄色く変色し始めました。変色した葉を切って薬剤散布したところ、4月半ばくらいから枝が急激に伸び始めました。しかも横方向に。
フラワーカーペットローズは木立ち横張り性だと聞いていたのですが、這い性という説もあるようで、確かにほぼ水平方向に伸びています。
一緒に育てているドリフトローズも木立ち横張りのはずなのですが、こちらは斜め上方向に伸びているので、やはりFCローズは這い性かも知れません。
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5月18日 |
一番花が咲くころには、とうとう重みで枝が垂れ下がるようになりました。
開花
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5月25日 |
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5月27日 |
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6月1日 |
つぼみはローズピンク。開くと淡いピンク色で、花弁の中心に濃いピンクのラインがうっすら入っています。
花が終わるころまでに段々と白くなっていきます。
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6月2日 |
ミニバラは普通に屋外で育てると一般的なバラよりも開花が遅いらしいのですが、フラワーカーペットローズは顕著に遅い感じです。同じ環境で一緒に育てているドリフトローズが5月中旬に満開だったのに対し、FCローズは5月末に満開になりました。
ただ、家の場合、4月初旬のつぼみができる重要そうな時期に病気になった影響もあるかも知れません。
栽培環境
用土
バラ用培養土に鹿沼土をブレンド。
鉢
5号スリットポット。
置き場所
南向きのベランダ。
肥料
元肥 : マイガーデン粒状肥料。
追肥 : 植え替えや剪定から2週間はメネデール。冬季は微粉ハイポネックス。それ以外は花工場原液、ストレスブロックなど、液肥か活力液を適時。